2024.01.14

 今年初の下高井戸シネマだった。イ・チャンドン レトロスペクティヴ4K「ポエトリー アグネスの詩」を見た。二日連続で記憶・忘却についての作品を鑑賞した。

アルツハイマーでは「初めに名詞、次に動詞を忘れていく」らしい。 中学ではカタカナのヌをよく忘れるぐらい記憶に自身がない私にとって、「別に良いのでは?」と思ってしまうが、そんな簡単なものではないのだろう。昨日まで覚えていたことを忘れたことに気づく。これは「忘れた」ことに気づいているため他者に聞くことで解決することができる(忘れっぽい自分に対面することは相当辛いものがあると思うが)。しかし、症状が進行すると、忘れたことに気づくことすらできずに忘れてしまう。こんな辛いことないでしょ。

疲れた、書き溜めると辛くなるから定期的に描く。