2024.01.01

 

 日記を書く。日記だからといって、私が書きたくないことは書かないし、書きたいことは書く。書くべきことも書く。

 

 元日なので親戚の集まりに電車で向かう。クレメンス・ゼッツの「インディゴ」を読む。途中で、詳しくは「再びチャイムを鳴らした。けれどまた足音は」で、乗車夕の電車が止まった。乗り換えの九段下駅に着いていないか確認する。市ヶ谷駅だった。つぎが九段下駅だった。文章を最後まで読んでおく。「遠のいていき、僕は踊り場に立ち尽くして、もう家に帰ろうかと思った。」

ゼッツの本がどのような空間を形成するか考えた。「50m走で何秒?と聞かれたら6秒や7秒と答えるのではなく、6.5秒などと答えることに意識的になること。また、それがスポーツ選手ではなく、小学生だったら10秒でそれが発生すること」